頭痛で悩んでいる人は多いと思いますが、
みなさん病院などには行かずに、鎮痛薬に頼っているのではないでしょうか?
頻繁に鎮痛薬に頼っていると、薬物乱用頭痛になる可能性があります。
頭痛がひどい場合は1日に鎮痛薬を何錠も服用している人も少なくないと思います。
ですが、鎮痛薬を頻繁に服用していると、頭痛が慢性化してしまい鎮痛薬も効かなくなってきます。
しかも最初の頃よりも頭痛に悩まされることもあります。
飲む回数が増えると徐々に鎮痛薬が効いてる時間も少なくなり、頭痛の回数も増えていきます。
つまり、頭痛を治すための鎮痛剤が、
かえって頭痛を引き起こしてしまう結果になるということです。
このような頭痛を薬物乱用頭痛といいます。
この頭痛は偏頭痛や緊張型頭痛の人に多く見られます。
偏頭痛の特徴とては・・・
・ズキンズキンと頭の両側もしくは片側に痛みがある。
・吐き気やめまいがある。
・月に1~2回ほどの頻度で発症する。
・脈打つような痛みで、体を動かすと痛みがひどくなる。
・音や光に敏感になり、不快に感じる。
偏頭痛は、20~40代の女性に極めて多く見られるのが特徴です。
偏頭痛は、「前兆のない偏頭痛」と「前兆のある偏頭痛」の2タイプに分けられます。
ですが、前兆のある人は全体の20~30%で、ほとんどは前兆がなく頭痛が起こるようです。
原因はよくわからない部分が多いのですが、偏頭痛を引き起こす誘因として考えられるものは、
食べ物や環境、ストレスなど様々なものがあげられます。
なので、自分の片頭痛を起こす誘因を知っておきましょう。
緊張型頭痛の特徴としては・・・
・肩や首すじのこりがひどい。
・頭が締め付けられるような痛みがある。
・毎日のように頭痛がある。
・ストレスが溜まっている。
・目の疲れがある。
7割の人が1度は体験する痛みです。
緊張型頭痛は予防が出来ます。
まずは、日頃から心身のストレスを解消することが大切です。
そのためにも、適度な運動を心がけ、同じ姿勢を続けないようにしましょう。
運動をする時間がない人は、階段を積極的に使ったりしてみるのもいいかもしれません。
仕事や勉強で長時間、机の前に座りっぱなしのことが多い人は、こまめに休憩をとって気分転換をはかり
ときどき背筋伸ばすなどして、筋肉をほぐすようにしましょう。
大事な仕事がある時や、痛みがなくても予防のためにと鎮痛薬を飲んでいませんか?
予防のために薬を飲み続けていると薬物乱用頭痛になりやすくなってしまいますので注意してください。
薬の主成分が複数配合されているものや、カフェインなどが含まれているものは、
より薬物乱用頭痛になりやすいといわれていますので市販の薬を買う場合はチェックしましょう。
そこで、薬物乱用頭痛と偏頭痛の見分け方としては、
薬物乱用頭痛の人は、自分でも気づかないうちに薬の量が増えています。
なので、偏頭痛のような痛みとは別のタイプの痛みが出た場合は可能性が高いといえます。
そのような時は、一度薬の量を見直してみましょう。
特に、1か月に10日以上鎮痛薬を飲む人は要注意です。
薬物乱用頭痛を予防するには、薬を飲まないことが一番になってきます。
もし、頭痛がでてしまった場合は、すぐに薬にたよるのではなく、暗い部屋で安静にするのをオススメします。
頭痛の原因を知り、頭痛薬に頼らない生活をを送れるようにしていきましょう。
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